平凡アラサー男子のピリ辛ドイツワーホリ生活と海外旅行記

旅行編

25カ国を旅した中で最も印象的な体験!モロッコ・サハラ砂漠で満天星空&ラクダツアー

投稿日:2017年3月13日 更新日:

魅惑のモロッコ

ラクダに乗って砂漠のど真ん中まで行ってテントに泊まってタジン鍋を食べながら満天の星空を見る」という夢のような体験ができる場所を知っていますか?

アフリカの北西端に位置する魅惑の国モロッコ。
この国の東部に広がるサハラ砂漠でこのツアーに格安で参加することができます。

僕が行ったのはサハラ砂漠の入り口に位置するメルズーガという町。
この町を拠点にサハラ砂漠へのツアーに参加することができます。
メルズーガへは、北部のフェズや南部のマラケシュからバスで行くことができます。

サハラ砂漠へはラクダツアーで

まずはツアーへの申し込みが必要です。
僕はWilderness Lodgeというメルズーガにある宿で企画しているツアーに参加しました。
この宿のオーナーは現地人ですが、簡単な日本語を話すことができるので、言葉に不安がある人でも安心です。
価格も、日本からオプションで申し込んだりマラケシュなどでツアー会社のものを申し込むより格安で参加できるので、ある程度旅慣れている人はFacebookページやメール等で直接宿に連絡してみるとよいでしょう。(繁忙期でなければ現地での申し込みも可能かも。)

ではこの夢のような体験を共有すべく振り返ってみます。

いざメルズーガへ

まずは夜行バスで早朝にメルズーガに着きました。
バスから降り立った瞬間に空を見上げると、まだ真っ暗な夜空に星が無数に輝いています

(砂漠はこれよりすごいのか…)

期待がどんどん膨らみます。

朝5時頃に宿に到着すると、オーナーのオマールが出迎えてくれました。

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↑宿の外観。手書きがワイルドですね。

本来はその日の夕方にチェックインするはずでしたが、ベッドが空いているということで使ってもいいと言ってくれました。
おまけにシャワーも好きな時に使ってね、と。
感動的なOMOTENASHIでした。

砂漠の町

早速、荷物を置いて屋上に上がってみました。

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砂漠の町って感じですね。
土塗りの建物だらけです。

ミスチルの『365日』のフレーズが頭の中でリフレインします。

♪砂漠の街に住んでいても~君がそこにいさえすれば~きっと渇きなど忘れて…♪

ちょうど朝日が昇る時間だったのでカメラを構えて待ちます。

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砂漠の向こう側から太陽が昇ってきました。
今日はラクダに乗って、あの砂漠まで行くのかと思うとテンションが上がってきます。

メルズーガの町を散策

ツアーは夕方スタートなので、ひと眠りした後は町を散策しました。

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基本的には宿か土産屋、レストランしかありません。

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クソ暑い中、子供たちが遊んでいました。
元気ですね~。
アラサーには暑すぎたのですぐに宿へ戻りました。

ラクダのお出迎え

夕方の17時になると、「ツアーの準備ができた」とオマールが声をかけてくれました。
宿の外に出ると、ラクダが出迎えに来てくれていました。

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宿から砂漠まではひたすらラクダに乗って行きます。
砂漠の入り口まで15分ほど。
この間はほぼ平な道のりなので、あまり揺れることなく乗っていられます。

スリル満点ラクダツアー

そして砂漠に到着。
ここからは上ったり下ったりを繰り返すので、気を抜くと落ちそうになります。
上るときは前に体重を、下るときは後ろに体重をかけるようオマールから指示されるのですが、これがまた難しく、しかも写真を撮っていると急にガクンとなったりしてスリル満点でした。

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↑一緒に行った2人です。僕は一番後ろでした。オレンジのターバンがオマール。

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↑キャラバン隊みたいな。撮りたかった写真です。

ひたすら砂漠の中を進み続けます。
たぶん1時間ほど進み続けたのですが、はしゃぎ続けたのであっという間に着いたように感じました。

砂漠のど真ん中に…

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砂漠のど真ん中に、急にテントが現れました。
ここが終着点、オマールたちのテントです。

なんと今日はここに泊まります!!

ワクワクしますね。

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ラクダちゃんもお疲れさまでした。
(ちなみに奥に見える黒いものはすべてラクダたちの糞です。)

ここから夜まではフリータイムなので、写真を撮ったりして過ごしました。

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↓君の名はごっこをしたり

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ジャンプしたり

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投げたり

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打ったり

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佇んだり

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ひとりで行かなくてよかったと心の底から思いました…。

砂漠に沈む夕日

そうこうしているうちにサンセットの時間になりました。
メインは星空観賞ですが、砂漠に沈む夕日もまた格別です。

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ラクダと夕焼け空のコラボも絵になります。

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満天の星空

そして日が暮れ、夜になります。
ここからがお楽しみの星空観賞タイムです。

視界を遮るものが一切ない、完璧な星空。

そして、完全な静寂。

何もない、無の空間がそこにはありました。

これ以上の場所は地球上にないのではないかと思うくらい。

見上げると、今まで見てきたどんな星空も比にならない、満天の星空が無限に広がっていました。
「星が降ってきそう」という表現がまさに当てはまるような。

写真ではどうやっても伝わらないですが、せっかく撮ったので載せます。
オマールは写真家を目指したこともあるらしく、カメラを最適な状態に設定して撮ってくれました。(ミラーレス一眼にて撮影)

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これはホワイトバランスの設定で少し明るめに。

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真ん中に見えるのが天の川です。
こんなにくっきり見えたのは初めて。
左右の下に見えるほのかな光は遠くの街明かりです。

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3人で砂漠に寝転がりながら星を眺めながら語り合いました。
砂漠がひんやりとしていて気持ちよかったのを覚えています。
数分おきに流れ星も見えました。

なんとも贅沢な時間を過ごすことができ、満足感に浸ることができました。

絶品タジン鍋

そしてテントではオマールがタジン鍋を作ってくれていました。
(タジン鍋はモロッコの定番メニューで、野菜と肉をスパイスで味付けして蒸した料理です。)

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モロッコではいろんな店でタジン鍋を食べましたが、これが一番おいしかった気がします。

お腹も満たされたところでもう一回星を見に行って、早めに就寝。
テントにはそれなりにちゃんとしたベッドが備わっていて、毛布もあり快適に過ごせました。

夢の終わり

まだ暗い朝5時頃に起こされテントの外へ。
眠い目をこすりながら空を見上げると、まだ満天の星空が。

そこには、昨晩とは違った星座が見えました。

しかも、僕が一番好きなオリオン座も見ることができて、眠気が吹っ飛びました。

ずっと見ていたい気持ちもありましたが、バスの時間もあるので出発。
ラクダに乗り宿へと戻りました。

朝7時頃に宿に戻り、ツアー終了。

本当に夢の中にいたような半日間でした。

そして、そんな体験ができるツアーがなんと2,500円!(2016年10月現在)
しかも宿代はないので、朝着いてベッドとシャワーを使わせてもらって夕方ツアーに出発、夜はタジン鍋を食べ、テントに泊まり、朝宿に戻ってベルベルオムレツを食べるところまで全て込みです。

回しものではありませんが、感謝の気持ちを込めて宣伝しておきます。
本当にオススメの宿です。→Wilderness Lodge

モロッコに行こう!

サハラ砂漠をはじめ、モロッコには見どころがいっぱい。
活気溢れるマラケシュや青の街シャウエンなど、訪れるべきスポットが点在しています。

中でもここで紹介した砂漠ツアーは、僕が今まで25カ国を旅してきた中で最も印象的と言える体験でした。

是非、モロッコ旅行の際にはサハラ砂漠に満天の星空を見に行ってくださいね!

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Spicy Boy <プロフィール>

平凡な生活を送ってきたアラサー男子のブログ。
脱サラして2016年4月~2017年3月までドイツにワーキングホリデーで滞在。ドイツ人4人とのシェア生活を体験。
凡人の目線からドイツでの生活、ワーホリの準備などについて情報発信します。
趣味は海外旅行。自己満の旅行記や海外での小ネタなども書いていきます。
現在アジア、東西ヨーロッパ、北アフリカを中心に25か国を制覇。


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