ドイツホームステイ体験記 後編
前編に引き続き、ドイツでのホームステイ体験記を紹介します。
前編をまだ読んでいない方は先にコチラを。
ホームステイで印象に残ったことをランキング形式で紹介しており、前編では第5位~第3位を発表しました。
簡単に振り返ると
第5位:夕食のメニューがピザ丸々1枚だけだったこと
第4位:ドイツ語が理解できず会話に入れなかったこと
第3位:朝食のメニューが3週間毎日同じだったこと
でした。
この後編では第2位と第1位を発表しますが、まずは番外編を。
番外編 バスタオルが1週間に1回しか洗ってもらえない
ドイツ人はバスタオルを1回使っただけでは洗濯しないのです。
そのため僕はバスタオルを洗わずに泣く泣く1週間使い続けました…。
このことは別記事にて紹介しているのでコチラも是非読んでみてください。
→ドイツ人の洗濯、お風呂事情について書いています。
食事や言葉はもちろん、やはり文化も異なるんだと感じた出来事でもありました。
さて、ではランキングに戻りましょう。
第2位 全体的にあっさりしていたこと
僕の中でホームステイとは、
「子どもが巣立った老夫婦が学生を迎え入れ、我が子のようにかわいがる」
というイメージがありました。
が、今回のステイでは全くあてはまりませんでした。
前編でも触れましたが、ホストマザー、ファザーと接する機会は1日に1回、夕飯後のおしゃべりタイムのみです。
土日にみんなでお出掛けも一度もありませんでした。
息子夫婦が訪ねてきて団らん、なんていうのもありません。
ただご飯を出して洗濯をしてくれる、それだけの日々でした。
もちろん何か質問すれば丁寧に答えてくれるし、今までのホスト生のことなども楽しそうに話してくれたので、決して冷たいわけではないのですが…。
最終日も、「それじゃ、がんばってな」みたいな軽い挨拶で終了。
別れを惜しむ素振りは皆無でした。(まぁ実際惜しくなかったわけですが)
僕がドイツ語がほとんど話せなかったこと、3週間という短い期間だったことなど理由はいくつかあると思いますが、それにしてもあっさりとした最後でした。
Danke schön.
では、とうとう第1位の発表です。
第1位 夕食のメニューがイカリング20個のみだったこと
前編のピザ丸々1枚というメニューにもあったように、基本的に夕食は1プレートです。
日本のように一汁三菜なんてものはありません。
(付け合わせはありますが、だいたいポテトです。)
メニューとしては、肉や魚+ポテトのパターンか、麺類(焼うどん、焼きそばみたいなもの)が多かったです。
これらが、一つの大皿にドカーンと盛り付けられています。
これはドイツ料理全体に言えることですが、味が単調なうえに量が多いので、アラサーの胃には少し厳しいものがあります。
それでも、肉はやっぱり素材自体がいいため美味しいし、ご飯が憂鬱になるほどのものではありませんでした。
しかし、そんな食事に慣れ始めたある日、事件が起こります。
いつものように夕食の時間にテーブルにつくと、待っていたのは山盛りのイカリングでした。
しかも、付け合わせやマヨネーズなどは一切なし。
完全に、皿の上にイカリングのみがのっている状態。その数およそ20個。
これを文章で表すと大したことないように感じるかもしれませんが、その光景を目の当たりにし、実際に自分がそれを今から食べなければいけないという状況になると話は違います。
「唖然」という言葉はこのときのためにあるのだと思いました。
しかし食べる以外に道はないので、食べ始めます。
1個、2個…味が薄い…というか、ほぼ味がない。ま〇い。
皿の上にはまだ推定18個のイカリング。
例えるなら「水なしで砂漠を彷徨う状況」です。
さすがにやばいと思い、「なんでもいいからソースをください」とお願いしたらタルタルソースみたいなのを出してくれました。
ソースを頼りに無心で食べ続けました。
途中で何度も諦めかけましたが、最後の1個を水で流し込み、何とか完食。
洗礼を浴びた気分になりました。
きっと僕はホストマザーに試されていたのでしょう。
でなければあんな食事は出せないはず…そう今でも信じています。
よかったことは?
ここまで印象的だったことを5つ挙げましたが、いずれもネガティブな表現で紹介してしまいました。
では、よかったことはないのか。
もしそう聞かれたら、「これらのおもしろい経験ができた」と答えるほかないでしょう。
ブログを2本も書くネタが経験できたにひたすら感謝です。
Danke schön.
結局ホームステイはすべき?
もし海外に住む機会があって、ホームステイが選択肢にあるのであれば、経験してみることをオススメします。
良くも悪くも、その国の文化を知るにはその国の家庭で生活することが一番だと思うからです。
きっと中には、印象的な出来事5つが全てポジティブ、という人もいるでしょう。
もし僕みたいに全部ネガティブ、なんてことになったらそのときは一緒にイカリングでも食べながら飲み明かしましょう。
最後に
そして最後に。
ごめんなさい、〇〇夫妻。
最終日に撮った写真は感謝の文面を添えてメールしようと思っているのですが、なかなか手が進まずPCの中に眠っています。
おそらくこのまま日の目を浴びずに安らかに眠り続けるでしょう。
Danke schön!!
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