さて、前回の記事ではドイツでの家探しの流れを説明しました。まだ読んでいない方は最初にこちらを。
今回は実際に僕が体験した、家を探し始めてから、明日から住む家がないという状態にいたるまでの経緯をお話しします。
前回書いた家探し~契約までの流れを簡単におさらいです。
1.希望物件の担当者(=アパートを出ていく人)へメールを送る
↓
2.メールが返ってきたら、内見のアポイント
↓
3.内見および他のシェアメンバーと面談
↓ メンバーによる審査
4.合格
↓ オーナーによる審査
5.合格
↓
6.契約
僕が家探しを始めたのは寮の契約が切れる約1か月前から。それまでもサイトはちょこちょこのぞいていたので、「これだけ物件があれば1か月もあれば余裕だろう」と思っていました。
しかし、ここからが苦難の連続です。
苦難①メールが返ってこない
サイトで希望に合った物件を探し、メールを送ります。
「僕は〇歳の日本人で家を探しています…。先月からドイツでワーキングホリデーを…。…趣味は…。…ぜひよろしくお願いします!」といった定型文を作りました。
1件、2件…しかし、返信がきません。3件、4件、5件…。一向に返信がくる気配がありません。本当にメールが届いているのだろうか?という不安もありましたが、「メール送信完了しました」というお知らせが逐一届くため、送信はできているはず。そして8件目のメールだったでしょうか、やっと返信がありました。
「ヘイ、◆◆!君の希望に合った物件だと思うから、ぜひ内見に来てくれ!あさっての▲時に来れるかい?」といった感じです。
その後もメールを送り続けたわけですが、おおむね10通送って返信は1,2通くらいでした。
苦難②超高倍率@内見「今日は他に10人見に来るよ」
やっとのことで数件の内見アポを取り、見に行きました。行くと、部屋を出ていく人(=入居者を探している人)+残るメンバーが出迎えてくれ、アパートの内部を見せてくれます。
たいていの場合、他の入居希望者もいます。もしくは少し時間をずらしてあるため、内見をしていると次の希望者が来たりします。
いつも僕は「他に何人の希望者がいるの?」と聞いていたのですが、たいてい5人前後、多いときは10人が内見に来ることもありました。…倍率高すぎですね。しかもドイツ語もままならない日本人がどうして選ばれるのか…。とてもネガティブな気持ちになっていました。
実際、内見の翌日、お祈りメールがきます。
「他の部屋がすぐに見つかることを祈っているヨ!」
祈っているヨ!じゃねーよ…と思いながらも数件内見に行くと、やっとある物件からOKの返事をもらえたのです!!
ここまで約2週間、寮を出るまで2週間、なんだ、意外と余裕だったな~。
・・・・・・
と、浮かれていられたのも数日の間だけでした。
苦難③口約束の軽さ
OKをもらえたのはある女子大生の部屋でした。彼女もわりと急いでいたようで、部屋を見せてもらったあとで、「あなたが気に入ったならいいわよ」と即決してくれたのです。
今までの苦労が報われた!とすがすがしい気持ちになり、数日後に保証金の支払いと契約書にサインをすることを約束してその日は帰りました。
ちょうど同じタイミングでほかの物件からOKの連絡が来たり、内見のアポのメールが来ていましたが、丁重にお断りメールを送りました。
「僕を選んでくれてありがとう。とても嬉しいけど、他の部屋が見つかったんだ。他の入居者がすぐに見つかることを祈っているよ」と浮かれ欧米風メールで。
しかし…世の中はそんなに甘くないものです。
約束した日の前日、突然その女子大生から連絡がきました。
女子大生「本当に申し訳ないんだけど、他にどうしても入りたいという人がいて、その人に入ってもらうことにしたからあなたは入れないの。」
ん…?何を言っているんだコイツは…
僕「それは受け入れられない。僕だって困っているんだ。」
女子大生「でももう決まってしまったの。悪いけど他をあたってネ。」
・・・・・・
開いた口がふさがらないとはこのことです。このクソ女…!!!!!!
こんなことならすぐに金払ってサインしておけばよかった…。
しかし時すでに遅し。
しかも、他の物件はすべてシャットアウトしてしまっていたため、また一からやり直し。
この時点で退寮の期限まであと一週間。
どうなる?!続きは(3)で。
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